| 本多 |
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どうも、よろしくお願いします。 |

 眼鏡がおしゃれな本多はん。
頭頂部がナイスなワシ |
| 菊 |
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・・・ええやん。おしゃれな眼鏡して。 |
| 本多 |
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ありがとうございます。あ、写真じゃなくて眼鏡? |
| 菊 |
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写真もええやん。これはどこなん? |
| 本多 |
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これ全部東京なんですよ。ぼく、去年の10月に東京に来たんですけど、それから撮りためていたものです。 |
| 菊 |
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いま、写真の勉強中なんやろ? |
| 本多 |
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はい。新聞配達しながら専門学校に通ってます。まだ半年なんですけど。 |
| 菊 |
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・・・えらいなぁ。で、半年で何枚くらい撮ったん? |
| 本多 |
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うーん、2500枚くらいですかねえ。今回展示の話をいただいて、撮ったものを全部見直したんですけど、結構大変でした。でも見直してみてよかったです。 |
| マスター |
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(突然)そうなの。3月に予定してた人がダメになっちゃって、本多くんがカメラやってるっていうから、「一回持ってきて」って見せてもらったの。そしたら結構よかったから、やらせてもいいんじゃないかと思って。「やらせても」っていったらヘンだけど、写真の世界は簡単なもんじゃないし、ある意味厳しさを知ってもらうためにもいい機会かと思って。 |
| 本多 |
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はい。マスターからはいろいろアドバイスもいただきました。最初、自分で20枚選んで持っていったんですけど、マスターに「全部見せて」っていわれて結局全部見てもらって自分で選び直しました。自分ではいいと思っていても、伝えるものがないと自己満足になっちゃいますし、選ぶのもすごい勉強になりましたね。 |
| 菊 |
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初めての展示やもんなぁ。ところで本多はんは、なんでカメラマン目指そうと思ったん? |
| 本多 |
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ぼくは以前旅行会社で働いていて、添乗でアジアのいろんなところに行ったんですけど、添乗中は「あ、撮りたい!」って思っても仕事中なんでなかなか撮れないんですよ。仕事自体も自分の時間がとれないほど忙しかったし、もともとなにかつくり出すことをやってみたかったんで会社を辞めることにしたんです。で、辞めたあとに一眼レフを買って、1ヶ月間くらいカンボジアを旅行して写真を撮ってきました。カメラ1台持って、一人で旅行するのは初めてでしたし、いろんな発見があったんですよ。 |
| 菊 |
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へぇ〜どんな発見? |
| 本多 |
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以前はアンコールワットの外観を見て満足していたんですが、仏像の顔を間近に見てみたり、池の水に反射した遺跡を見つけてみたり。写真を撮ろうと思うと、今までとは違うものを見れたように思います。子どもたちとも、言葉が通じなくても目があって意思疎通できたように感じましたし、カメラがコミュニケーションのツールになっていたんですよね。写真を撮ることっておもしろいなぁと思って、それでカメラマンという仕事をやってみたいと思うようになったんです。 |
| 菊 |
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へぇ〜。今はどんな写真撮っとるん? |
| 本多 |
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まだ試行錯誤ですけど、時間があるときに東京のあちこちに出かけて、気になったものを撮りまくってます。でもやっぱり子どもの写真を撮るのは好きですね。 |
| 菊 |
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今回の展示でも、子どもの写真は印象的やなぁ。ミカンが空中停止しとるし。 |
| 本多 |
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ミカン?違いますボールです(笑)。これは池袋の大通りからちょっと入ったところで遊んでいる子どもたちがいたんで、声かけて撮らせてもらったものです。 |
| 菊 |
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子どもの表情とか、光の加減とか、懐かしいようなええ感じやなぁ。 |
| 本多 |
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あ、ホントですか。実は展示のタイトル「time machine」は、ぼくにとってカメラがタイムマシーンみたいに感じるところからきてるんですよ。 |
| 菊 |
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ほほぅ・・・。 |
| 本多 |
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例えば子どもを撮るときは、自分が小さかった頃を思い出すというか、子どもに戻れるような気がするし、現像したものを見るときは、撮ったときのコミュニケーションを思い出したりするし。なんていうか、写真を撮ることで、時間や空間を越えていろんなところに行けるような気がするんです。 |
| 菊 |
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ふんふん、おもろいなぁ。ワシも若いモンと話しとると、若モンに戻れるような気が・・・ふん、まだまだ若いがな。で、気になるのが青鬼(人形のアップ写真)なんやけど。 |
| 本多 |
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これはですね、青山通りの近くの居酒屋の前に置いてあった人形なんですよ。高さは1メートルくらいですかねえ。 |
| 菊 |
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へぇ〜、インパクトあるなぁ。ワシ、てっきり雷門の仁王像くらいあんのかと思った。で、なんでこの写真が子どもの連作4点の真ん中に? |
| 本多 |
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それはですね・・・。これって話したほうがいいですか? |
| 菊 |
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ん?内緒にしたかったら内緒でもエエけど。なになに? |
| 本多 |
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・・・実はこれ、ぼくなんです。血走って熱中してるけど、この先不安、みたいな。なんだか自分っぽいかなと思って。で、この子たちの真ん中に置いたのは、子どもを撮るときに子どもに戻れる気がする、ていうのもありますし、撮影しながらいろんな人と話せるけど、撮り終わったらすぐに別れちゃうし、希薄な関係でさみしく思うこともあるんで、こういう配置にすることでつながっているように感じたいというところもあります。 |
| 菊 |
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へぇ〜。この青鬼、奥深いんやなぁ。・・・ほいじゃタイムマシーンに乗って、本多はんはこれからどんな未来に行くん? |
| 本多 |
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え、未来?どうなんでしょう。具体的なことはまだ未定ですけど・・・。写真を撮りながら未来を見るっていうことでいうと、おじいちゃんおばあちゃんを撮りながら、「こういうおじいちゃんになりたい」って、そのうち思うようになるのかもしれませんね。 |
| 菊 |
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じゃ、まずワシ撮ってみたらどや?ワシみたいな「ちょい悪オヤジ犬」っちゅうのは? |
| 本多 |
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あ、今日はカメラないので遠慮しときます・・・(苦笑)。 |