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写真BAR白&黒
菊池 写真BAR白&黒


梅雨明け!海開き!・・・毛皮厚っ!


菊池の目次
2005年

7/20 ヒロ・コジマさんインタビュー

6/11 望月研さんインタビュー

5/19 加藤学さんインタビュー

4/19 原啓之さんインタビュー

3/13 本多コウジさんインタビュー

2/20 菅原はじめさんインタビュー

1/15 佐藤俊和さんインタビュー

2004年

12/26 高橋正美さんインタビュー

11/14 中村光一さんインタビュー

10/23 山岸直子さんインタビュー

9/12 petite satchiさんインタビュー

8/12 川口敏彦さんインタビュー

7/28 ヒロ・コジマさんインタビュー

2003年

10/19 長谷恭三さんインタビュー

9/28 高橋正美さんインタビュー

8/11 望月研さんインタビュー

7/8 西村聖一さんインタビュー

6/15 うらかわまゆみさん
インタビュー

5/17 橋本和彦 & JU JUN YONG インタビュー

4/12 松村幸枝さんインタビュー

3/13 かやのしほさんインタビュー

2/13 太田裕さんインタビュー

1/13 吉田幸生さんインタビュー

2002年

12/9 浅野マサオさんインタビュー



菊池のプロフィール
生年未詳の流れ者。
性別♂。血液型O型。
憧れの男=長谷川平蔵




今月は、シャイな笑顔がまぶしい中村光一はん。光一はんは新聞のカメラマンさんで、写真はアフガニスタンで撮ったものなんやて。アフガンちゅうと戦争のイメージがあるけど、やわらかい感じのする写真やなあ。

2004/11の展示 中村光一さん

来た来た、光一はん。あ、今日もお友達と一緒?

光一はんと「目力」勝負!
光一 はい。今日は展示初日ですし。
・・・光一はん、一人で白黒にも来れへんのに、ようアフガンまで行きはったなあ。
光一 それは言わないでくださいよ〜。
で、いつ行ったん?
光一 えーっと、2001年の12月中旬ごろから2ヵ月間ほど行ってました。2001年9月のアメリカの同時多発テロのあと、アフガンはアメリカから攻撃されていたんですけど、その戦闘が終わった直後です。
戦争のあとちゅうことかぁ。どんな印象やった?
光一 そうですね・・・。人はおおらかで、なおかつしたたかというか生活力が強いという感じがしましたね。例えば、それまでアフガンはイスラム原理主義のタリバン政権に支配されていたので、お酒は禁止されていたんですけど、戦争後、どこに隠してあったのか米兵相手にこっそり売っていたり。
へぇ〜。
光一 そういえばこの写真(子ども二人が敬礼してる写真)、ここは道路でたまたま車で通りかかったんですけど、この子たちは、「空爆でできた大きな穴を自分たちが埋めたんだ」って言って通行料をせがむんですよ。しかも、兵隊さんの真似をして、かかとを鳴らして敬礼して。
え!?そうなん?写真のためにポーズをとってもろたんかと思った。
光一 いえいえ違いますよ。
子どもなのに商魂たくましいなぁ。そうかと思うと、こちらの女性数人がしゃがんでいるのは少しまた印象が違うような。これはどういう状況なん?
光一 これは久々に学校が再開して、数人が集まっているところなんですけど、机も椅子もない。先生を待っているけど、いつまでたってもやって来なくてボーっとするしかない・・・という状況ですね。この女性たちは18〜20歳くらいで、小学6年生レベルの算数を習っているそうなんですよ。
(と、隣で聞いていた光一はんの先輩の加藤はん)
加藤 そうそう、その写真とかを見ていると、タリバン政権から解放されたけれども「とまどっている」市民の姿がよく表れてると思うよね。何ていうか、報道では伝えきれないものを伝えてるというか。
???
光一 あ、少し説明しますと、新聞に載る写真には、「世界初」とか「命が助かった」といったニュース的な意味合いが必要なんですよ。例えば雪の写真なら、「記録的なドカ雪が降った」とか「東京に初雪」とか。実はこの写真(市場のような場所の写真)、雪が降ってるんです。アフガンは高地で寒いんですけど乾燥してるから、雪は結晶のまま降ってくるんですよ。でもこういう写真は新聞には載らないものなんです。
ほぇ〜・・・。そやったん。
(再び加藤さん)
加藤 うんうん、その通り。確かにニュースの世界ではこぼれ落ちていってしまう写真なんだろうけど、でもだからこそ伝えているものもあると思うなぁ。
光一 うーん、そういうふうに見てもらえたらうれしいですね。ただ、これがアフガンのすべてだとは自分でも思っていません。あくまでもある一定の期間、私という人間が目にすることができたもの、です。報道の世界では、写真には「記録」という意義があるんです。アフガンについても、いろいろなカメラマンがいろいろなテーマで写真を撮っていると思いますが、そういったものが積み重なって、アフガンの全体像というか、全体としての記録になっていくと思うんですよ。
うんうん(レベルがちゃうやろうけど、ワシのインタビューも同じや。)
光一 ただ本来、写真自体に意味や意義を求めるものではないと思うんです。写真の説明がなくてもその写真に入り込んで何かを感じてもらえるのがいいですよね。で、意味付けの部分はあとからついてくるというか。
うんうん。(・・・ん?写真の説明を根掘り葉掘り聞こうとするワシって?汗)ほいでは今後の抱負を聞かせて。
光一 そうですね・・・。自分の撮ったものが100年、200年経ったあとに、1枚でも記録として残っていたらいいなあと思います。あと、今回展示をやらせてもらえることになって、自分しか目にしていなかった写真を他の人にも見てもらえて、今すごくうれしいです。
いやぁ、光一はんがいっぱいしゃべってくれてワシもうれしいで。
光一 え?やめてくださいよ(苦笑)。あ、今日私、しゃべりすぎました?
(おわり) 

菊池のひとこと

一番奥の写真のおなご、えらいべっぴんさんやなぁ。
光一 あれも再開した学校なんですよ。実はあの写真、ヒロコさんが気に入ってくれたので、ヒロコさんから見やすい位置に展示しようかと・・・。あ、内緒ですよ。

内緒、ばらしてもうた。心憎いサービスやな、ヒロコはん。


中村光一さんの展示