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写真BAR白&黒
写真BAR白&黒 菊池


過去の展示
2008 2007 2006 2005 2004
2003 2002    

12 浅野マサオ「高円寺某家」

11 井上想 「旅」

10 遠藤建 「the horizon」

09 阪口克「大陸を走った日」

08 望月研 「lan gio」

07 高野直人「赤い壁」ネパール

06 Ju &水野 &中山
「ソウルの食べ方歩き方」の
軌跡展

05 水野あきら
「ベトナム横丁」原画展

04 岡田美香 「flow」

03 白山仁「東漸」

02 大橋和宏
「Terve! Suomi &Viro」

01 金原誠「タイ・ムエ・タイ」

2007 2006 2005 2004
2003 2002    

今月の展示
2002年03月の展示
白山仁  「東漸」
VYCHOD RYCHLOVLAK:東の方角へ急ぐ:東漸


 表題『VYCHOD RYCHLOVLAK』はチェコ語で『東の方角へ急ぐ』とか『東漸(とうぜん)』という意味。
 今回の旅は大西洋(北海)に面したアムステルダムからヨーロッパの果ての国ポーランドまでヨーロッパ大陸のほぼ半分以上を9日間、2000kmを寝台列車2泊で走破したことになる。列車とはいえマイナス10℃を越えないところを駆け抜けるというのはいささか酔狂な話だったが、改めてヨーロッパの広さ、冬の寒さ、文化の多様性を実感できた。しかもヨーロッパには何年かぶりの寒波が到来し、鼻の中も凍り、空気が刃物のように鋭かった。アムステルダムでは東京と変わらない気温にもかかわらず狂ったようにぼたん雪が舞っていた。プラハ中央駅、吹きさらしのホームで、延々と列車を待ったときに呑んだウォッカの味と喉元の微熱は忘れられない。ロシア製のオンボロ列車は快適とはいえなかったが、木の暖かみがなんとも言えず落ち着いた。クラクフの街なかで突風の後、空中に光り輝いて漂う氷はかつて見たことの無い幻想的な冬の贈り物だった。クラクフと比べたら春を思わせた氷点下そこそこのウィーン、フランクフルト。あの旅をもう一度するかと問われれば、『季節を変えて』というリクエストを添えるだろう。冬のヨーロッパは並みの日本人にはとても受け入れがたい過酷な状況だと思う。しかし、一度は挑戦する価値が大いにあると断言できる。
 最後になりましたが、決してプロではない私が撮った写真を快く展示する機会と助言を与えてくれた『写真BAR白&黒』のマスター朱氏・浩子さん夫妻、すぐに癇癪を起こす私と寒い思いにも耐えて同行してくれた妻 真知子、協力していただいた多くの皆さんに感謝いたします。
今月の展示