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| 活劇バンザ〜イ! |
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 こりゃおもしろい!めっちゃくちゃおもしろい!!これぞ痛快活劇、至福のエンターテイメント作品なのじゃ〜 こんな作品は多くを語る必要は全く無い。トニー・レオンやアンディー・ラウのファンはもちろん総ての映画ファンは観るべし。観ろ。観て下さい。観てくれ〜〜
...で、おしまい ってわけにもいかんので、今回はつい「痛快活劇」などと書いてしまったその「活劇」というのはそもそもなんだろう?なぜこの作品は「活劇」なんだろうかってことを探ってみましょう。
「活劇とは、フィルムの説話論的持続と見るものの映画的な願望とが、たえず凌駕しあっているような具体的な運動を生きる映画のことである」などとなにやら小難しく語っているのは、映画評論の重鎮であり東京大学の26代目総長(学長)でもあった蓮見重彦氏。さすがは教授らしく難しくまとめてらっしゃるが、これじゃ一度読んだくらいじゃなんのこっちゃかさっぱりわからん。この言葉を受けて「つまりハラハラドキドキのことをいっているのではいか」と語るのは「映画は活劇だ」でお馴染みの評論家山根貞男氏。なんと分りやすい言葉なんでしょう。たしかに蓮見氏の定義も良いがここはひとつ「活劇とはハラハラドキドキなのじゃ」ってことにしちゃいましょう。すると、この作品は102分間ハラハラドキドキしっぱなしだってことに今さらながら気付かされる。トニー・レオン扮する麻薬捜査官はマフィアに潜入捜査をしている。片やアンディー・ラウ扮する麻薬マフィアは警察にスパイとして潜り込んでいる。この設定がいいんだな〜 あ〜いつバレるんだろうってハラハラドキドキしてきちゃいますね〜 だけどこの刑事がマフィアに潜入、あるいはマフィアが警察に潜入って設定はいつかどこかで観たような気もしないではないが、この作品の凄いところはその双方が全く平等に肩入れすることなく主役が二人のまま2焦点で描かれていることなんだな〜 映画2本分のドラマがあるってかんじといえばいいでしょうか、二人を取り巻く環境や役者(特にマフィアのボスと警察の上司)がイイ味だしてんだよ!
あまたの女性が活躍する警察ものが小手先の目新しさに惑わされ映画本来の楽しさなんかちっとも内包していない映画が乱立するなかで、この作品のクライマックスは王道回帰と讃えたくなるカッコよさだ。ポピュラリズムだけではなく映画本来のおもしろさを追求したエンターテイメント作品なのだ。男がカッコよくて悪いか!悪かないだろう。女性を描かなくちゃ映画じゃないか?そんなこともなかろう。まあたしかにこの作品の欠点は女性が描けていないことだし、二人の主人公の恋愛描写ははっきりいってだれる。けれどもね、失禁する程カッコいいクライマックスと向き合い、さらに意表をつくラストを迎えるころにはそんなもんどっかにフッ飛んでしまい、「香港映画最高!香港活劇バンザ〜イ!」と叫んでしまうでしょう。あ〜血が騒ぐぜ!‘03のNo1娯楽活劇。観るべし!
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コラムニスト 佐々木龍彦
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映像作家。1967年兵庫県尼崎市生まれ。
高校在学中より8ミリの製作を始める。88年東京映像芸術学院在学中「七転八倒」(16ミリ短編)製作、ゲリラ的上映活動。新潟映画塾講師も務める。主な作品は「雲ゆきバス」「空から見えた月」(共に16ミリ短編)など。

連絡先:sasaki@asianpalam.com
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| ▼『インファナル・アフェア』データ |
2002 香港・中国 原題:INFERNAL AFFAIRS(無間道) |
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---- CAST
| ラウ |
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アンディー・ラウ |
| ヤン |
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トニー・レオン |
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アンソニー・ウォン |
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エリック・ツァン |
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サミー・チェン |
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エディソン・チャン |
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ケリー・チャン |
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---- STAFF
| 監督 |
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アンドリュー・ラウ/アラン・マック |
| 製作 |
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アンドリュー・ラウ |
| 脚本 |
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アラン・マック/フェリックス・チョン |
| 撮影 |
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ライ・イウファイ/アンドリュー・ラウ |
| 編集 |
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ダニー・パン/パン・チンヘイ |
| 音楽 |
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コンフォート・チャン |
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| 製作 |
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トイレット・ピクチャーズ |
| 投資・配給 |
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ブエナビスタ・インターナショナル・コリア |
| ビデオ・DVD |
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ブエナ・ビスタ |
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| 日本公式ホームページ http://www.infernal.jp/ |
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アンディー・ラウ
1961年香港生まれ。
『欲望の翼』のあの警官役のあの人です。
『彩雲曲』(‘82)で映画デビューでこの作品は脚本がウォン・カーウァイであった。
蓮見重彦 山根貞男
この二人のコラボレーション企画、共著など多数あり。この抜粋は山根貞男氏の「活劇の行方」より
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