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「ソウルの食べ方歩き方」の著者:中山茂大の未発表コラムをどうぞ。


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第7回「アカスリ体験記パート2」
僕は以前アカスリというものを試してみて悲鳴をあげたことがあった。
チン○を鷲づかみにされ、肛門をしごき上げられ、とにかくかなりショッキングな体験だったんだけれども、その日はなぜか、なんとなく久しぶりにアカスリでもやってみるか、という気になったのだ。特別なにか理由があったわけではなく、風呂にぼんやりとアカスリをしているおじさんを眺めていて、ひとつ、やってみるか、という気になったのだ。
僕がアカスリのおにいちゃんに声をかけるとおにいちゃんはなんとなく眠そうな顔をして「ああ」といった。
ベッドに横になって待っていると、フロントに行っていたおにいちゃんが帰ってきた。あれ? さっきとなにかが違うぞ。なんだ。なんか足りないような。……げげっ!なんとおにいちゃんは、さっきまではいていたパンツをはいていなかったのだ。つまり、僕と同じく全裸だったのだ。
なんでお前まで全裸なんだ。さっきはいてたパンツはいったいどうした。
しかしおにいちゃんはまったく頓着する様子もなく僕が横たわるベッドに大股で歩いてきた。どうもはき忘れたようではない。僕が「パンツをはいてください」という間もなく、おにいちゃんは仰向けの僕にザバアッとお湯をぶっかけて、僕の顔に手ぬぐいをのせ、頭の方にまわってきて、こめかみのあたりを指圧し始めた。僕の頭頂からほんの数センチのところで、おにいちゃんのナニがぶらぶらしているのだ。それを頭に思い浮かべるだけで、僕はとにかく落ち着かなくなった。
やだなあ。丸出しかよ。ほっぺたにペトッとか貼りついたりしたらどうしよう。このおにいちゃん、もしかしたらホモかもしれないぞ。いつのまにか勃起してたりしたらどうする。
いろんなことが頭の中で錯綜しながらも、おにいちゃんのアカスリは黙々と続いた。
僕が見ている限りで、僕が連続して三人目のお客さんだったので、おにいちゃんのシゴキは明らかに弱っているようだった。さすがに疲れて力が入らないだろう。いつしかおにいちゃんの額にはうっすらと汗がにじんでいた。
そして僕が右肩を下にして横になったとき、ついにその瞬間がやってきた。
おにいちゃんのぼうぼうに生えた陰毛が目に飛び込んできたのだ。そしてそのあたりからぶら下がっているおにいちゃんのシンボルが、まるで別の生き物のようにゆらゆらと振り子のように揺れた。
予想していたとはいえ、僕の鼻の先で躍動する男の象徴は、僕に少なからず衝撃を与えた。そんなに間近で他のオスの性器を観察したのはそのときが初めてだったからだ。おにいちゃんはそんな風に衝撃を受けている僕のことなどまったくもってお構いなしに、もう一度仰向けに僕を寝かせて胸から腹にかけてをこすりあげ、もう一度ザバーッとお湯をぶっかけてから全身に石けんを塗りたくって終了した。結局おにいちゃんは最後まで全裸のまま僕の垢すりを終えたのであった。まあ途中で履かれたらもっと不可解ではあったんだが。
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文・中山茂大
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ソウルの
食べ方歩き方
文:中山茂大
写真:Ju Jun Yong
イラスト:水野あきら
山と渓谷社
1200円(税別) |
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ロバと歩いた
南米・アンデス
紀行
中山茂大
(なかやましげお)
双葉社
1,600円(税別) |
「ソウルの食べ方歩き方」の著者・中山茂大の記念すべきデビュー作。ロバとともに南米大陸5700キロ徒歩の旅。強盗に襲われ、大雨にみまわれ、寒い日も暑い日も歩き続けた307日の記録。貧乏トラベルライター中山の原点がここにある。
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ベトナム横丁
喧喧録
水野あきら
(みずのあきら)
文・イラスト
三修社
1,400円(税別) |
「ソウルの食べ方歩き方」の詳細なイラストマップでもその持ち味を充分に発揮してくれた水野あきらの代表作。この本ではイラスト同様味のある文章で我々をベトナムに誘う。人込みの中でしゃがみ、街の底から、底抜けの活気の正体を見つめたベトナムの絵解き見聞録。カラーイラスト多数。
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四国霊場
徒歩遍路
小野庄一
(おのしょういち)
文・写真
中央公論新社
1,700円 |
弘法大師・空海の足跡を訪ねながら四国八十八ケ寺・1,400キロに及ぶ道程を48日かけて歩いた写真家が見たこと、感じたこと。スピリチュアルな写真と珍道中のエピソードで綴るフォト&エッセー。振り回され、助けられ、途方に暮れながら、少しづつ進んでいく等身大の徒歩遍路を読者も体験できるであろう。徒歩遍路必読ガイド&地図付き。
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