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「ソウルの食べ方歩き方」路地裏安食堂探検ガイドへもどる

「ソウルの食べ方歩き方」の著者:中山茂大の未発表コラムをどうぞ。

「ソウルの食べ方歩き方」ボツ原稿復活シリーズ
第6回「こまネタ

いつものようにサウナに行った。僕はまず簡単に体を洗って湯舟に入り、軽く汗をかいてからサウナに入るんだけれども、まあ、そんなことやっているうちに入ってきたおじさんが、サウナ室のドアをあけっぱなしにして体を洗い始めた。なんだこのおっさんは。そんなことしたらサウナの意味がないじゃないか。

僕は憮然として湯舟からあがってサウナ室に入った。すでにずいぶん熱が逃げていてサウナ室はただの部屋になっていた。それでも僕むっつりと座っていると、さっきのおやじがせわしなく入ってきた。そして生ぬるいサウナ室で「あー熱い熱い熱い」とぶつぶつつぶやき始め、カップメンもできあがらないうちにさっさと立ち上がって出いってしまった。

このやろ。

以前僕は韓国人は下の毛をドライヤーで乾かすらしいという情報を得て、銭湯に確かめにいったが、結局その瞬間を確かめることはできなかった。が、しかし、今回はもっ とへんなのを発見した。

それはやはり風呂上がりで、僕は体を拭きながらなんとなく鏡に映った風呂上がりの自分の顔をながめていた。すると隣で先にあがっていたおじさんがヘアトニックを手にとった。そしてその手を頭に持っていくのかと思ったら、なんと、おじさんは股間に持っていたのだ。そしてぱしゃぱしゃと陰毛にぬりつけたのであった。

やっぱ韓国人は変だ。その後僕も試してみたが、思ったほどの爽快感はなくて、塗っても塗らなくても同じかな、というくらいのものであった。あのおじさんも単なる思いつきで塗ってみたに違いない。

文・中山茂大

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ラインナップ 第12回「失礼な連中
  第11回「一ヶ月の取材の間、新村の下宿にお世話になった。
  第10回「となりの松坂が日本に来ることになった。
  第9回「韓国下宿生活
  第8回「へんな人その二
  第7回「アカスリ体験記パート2
  第6回「こまネタ
  第5回「まったく人の話を聞かないおっさん
  第4回「大元旅館で泊まっていた変なアメリカ人。
  第3回「ドミトリーおなら考
  第2回「怒れるサラリーマン
  第1回「冬なのに蚊がいるソウルの宿
 
写真BAR白&黒コミュニティの出版物

「ソウルの食べ方歩き方」路地裏安食堂探検ガイド ソウルの
食べ方歩き方

文:中山茂大
写真:Ju Jun Yong
イラスト:水野あきら
山と渓谷社
1200円(税別)

もっと詳しく

ロバと歩いた南米・アンデス紀行 ロバと歩いた
南米・アンデス
紀行

中山茂大
(なかやましげお)
双葉社
1,600円(税別)

「ソウルの食べ方歩き方」の著者・中山茂大の記念すべきデビュー作。ロバとともに南米大陸5700キロ徒歩の旅。強盗に襲われ、大雨にみまわれ、寒い日も暑い日も歩き続けた307日の記録。貧乏トラベルライター中山の原点がここにある。

ベトナム横丁喧喧録 ベトナム横丁
喧喧録

水野あきら
(みずのあきら)
文・イラスト
三修社
1,400円(税別)

「ソウルの食べ方歩き方」の詳細なイラストマップでもその持ち味を充分に発揮してくれた水野あきらの代表作。この本ではイラスト同様味のある文章で我々をベトナムに誘う。人込みの中でしゃがみ、街の底から、底抜けの活気の正体を見つめたベトナムの絵解き見聞録。カラーイラスト多数。

四国霊場徒歩遍路 四国霊場
徒歩遍路

小野庄一
(おのしょういち)
文・写真
中央公論新社
1,700円

弘法大師・空海の足跡を訪ねながら四国八十八ケ寺・1,400キロに及ぶ道程を48日かけて歩いた写真家が見たこと、感じたこと。スピリチュアルな写真と珍道中のエピソードで綴るフォト&エッセー。振り回され、助けられ、途方に暮れながら、少しづつ進んでいく等身大の徒歩遍路を読者も体験できるであろう。徒歩遍路必読ガイド&地図付き。

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